6月12日(日)に、愛・地球博ボランティアセンター第5回通常総会が開催さ
れ、平成22年度中に会員数が1,133人から1,003人となり130人減
少し、単年度で85万7千円の赤字になったと報告されました。愛・地球博閉
幕翌年には2千人を大きくこえる会員数でしたが、毎年約20%にあたる大幅
な会員数減少が続いており4年間で半数以下になったことになります。加えて
財政面でも、累積赤字が約8500万円に達する極めて厳しい状況。
総会の冒頭、あいさつにたった榎田勝利理事長は「昨年度から運営をまかされ
ているモリコロパーク地球市民交流センターの事業に加え、今年度はマラソン
フェスティバルナゴヤ・愛知の1万人にのぼるボランティアの運営をおこなう
ことになり、愛・地球博ボランティアセンターの役割は一段と増すことになり
ました。収支面についても、これから3年で累積赤字を一掃したい。」などと
挨拶。ただ、昨年度についても単年度では黒字になることを見込んでいました
が、結果的には赤字で、決して予断を許さないのが現実です。役所や企業に安
価な労働力としてうまく利用され、そのしわ寄せが愛・地球博ボランティアセ
ンターの財政難につながっているとの点も指摘されており、今後は必要な経費
はきちんといただく対応が求められています。
モリコロパークやエコマネーセンターとともに愛・地球博ボランティアセンタ
ーは、愛・地球博(愛知万博)で育てた交流の大きな芽のひとつ。この芽をつみ
とることのないよう理事・会員の責務は今後増すことになると思われます。
(2011年6月12日)
(画像)あいさつする、愛・地球博ボランティアセンター榎田勝利理事長
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