自然の叡智をテーマにして2005年に開催された愛・地球博(愛知万博)の理念・
成果を継承するため誘致した「COP10」。愛知県での2010年10月開催が決
定したあと、様々なPRイベントがおこなわれてきました。ところが、愛知県
が今年7月に実施した県政世論調査によると「COP10」会議の内容につい
て知っていると回答された方は、わずか10.0%。知るひとぞ知るという寂
しい限りの状態が明らかになっています。しかも、昨年の県政世論調査と比較
すると、「知っている」と答えた人の割合は11.8%(平成20年調査)から
10.0%(今回調査)と向上するどころか低下。さらに、生物多様性条約第
10回締約国会議(COP10)の開催地、開催時期を「知っている」と答えた
人の割合は36.0%(平成20年調査)から26.1%(今回調査)と低下し
ています。
誰でも内容を知っている万博という言葉と違い、「COP10」や生物多様性
という聞きなれない言葉を浸透させるのは至難の業のようですし、1年間おこ
なってきたPR活動の成果が数字に全くあらわれてないのは残念です。
(注)画像は、平成21年度県政世論調査「問10:あなたは、生物多様性条約第10
回締約国会議(COP10)がどのような会議かご存知ですか。次の中からあては
まるものを選んで番号に○をつけてください。愛知県提供。
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