名古屋市内(名古屋駅〜栄)30ヶ所において無料で自転車をレンタルするプロ
ジェクト「名チャリ」。目標としていた会員数5千人は、10月20日のスタート
から1週間で突破し、11月末では2万5千人と目標の5倍の盛況ぶりです。
12月に入って寒くなりましたが、各ステーションには連日利用者がひっきり
なしに訪れています。これまでの、名チャリ利用回数は5万6千回、1日あた
りの平均利用回数は1400回と、1ステーションでは毎日50人近い利用者
が訪れていることになります。平均利用回数は、利用が激減する雨天時を含め
たもの。最高は、なんと2700回もあるのです。平均で自転車1台が毎日5
回近く利用されているのは、1人あたりの平均利用時間が30分と短いことが
大きな要因。まさにちょい乗り交通として市民にうけいれられた感じです。こ
れだけ利用が多いと故障や事故も心配。故障はときどき発生している様子をみ
かけますが、事故はみかけず名古屋市によると、いままでに事故発生は報告さ
れていないということです。「名チャリ」プロジェクトは、12月18日(金)
で終了。無事故で大盛況のうちに終了し、次のプロジェクト展開を期待したい
ものです。(注)画像は、連日利用者でごったがえす栄広場ステーション。
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「名チャリ」とは、
名古屋弁で表現すれば、けった(自転車)をもーやいこ(共有)」するというシス
テム。名古屋市内の放置自転車300台を活用して、名古屋市と名古屋大学大
学院竹内研究室名チャリプロジェクトチームが「名チャリ社会実験2009」とし
て取り組んだもの。
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