2月28日(土)にウィルあいち(名古屋市東区)で、愛・地球博開催地域社会貢
献活動基金(愛称:あいちモリコロ基金)平成21年度助成対象事業の公開審査会
が開催されました。審査の対象となる活動は、より良い社会づくりを目的とす
る市民の自発的な参加に基づく取組で、助成上限額500万円の大規模活動と助
成上限額100万円の展開期活動・協働活動で、書類選考を通過したものです。
大規模活動は、32件の申請があり15件が書類選考を通過。展開期活動・協
働活動は154件の申請があり70件が書類選考を通過しています。午前中に
大規模活動15件が1件ずつ審査がおこなわれ、午後は展開期活動・協働活動
70件が数件ずつまとめて審査がおこなわれました。この審査会、まず各申請
者から活動内容の説明を受け、次いで学識経験者で構成される9名の運営委員
と申請者が質疑を行う形式で繰り広げられました。審査された案件の内容は、
環境や福祉に取り組んだものが目立ちます。多くのNPO法人に加え任団体も
目立ち、市民の自発的な参加に基づく活動を支援するという同基金の基本理念
にも合致したものとなっています。ちなみに、大規模活動では「名古屋環境大
学」・「愛・地球博ボランティアセンター」など万博理念継承事業ではおなじ
みの団体も申請・審査会に参加しています。
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※あいちモリコロ基金とは
愛・地球博(愛知万博)の収益金をもとに平成19年8月に設けられ、愛知県と公
益信託契約を締結した三菱UFJ信託銀行が受託者として管理運営しています。
一般市民を対象とする助成制度としては、全国でもトップクラスの助成規模を
誇るもの。約10年間をかけ、毎年度、より良い社会づくりを目的とする市民の
自発的な参加に基づく取組を支援し、愛・地球博の理念である持続可能な社会
の創造を目指します。
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