名古屋市が実施した市政アンケートによると、エコマネーの制度をご存知です
かという質問に対して「知っている」と答えた方は、わずか16.3%。しか
も、知っていると答えた方のうちサテライトを含むエコマネーセンターを利用
している方は13.3%。つまりアンケートに答えた方のうちエコマネセンタ
ー等を利用しているのは2.2%にすぎないことになります。EXPOエコマネー
とは、2005愛・地球博(愛知万博)で実施された環境通貨の実験事業。というと
難しく感じますが、ポイントをためてエコ商品への交換や、植樹に寄付をする
ことができるもの。スーパー等でのポイント制と何らかわることはありません。
名古屋市では、「内容は知らないが、エコマネーの名前は聞いたことがある」
と答えた方34.1%を併せて50.4%の方がEXPOエコマネーを認知してる
としていますが、内容を知らない方に参加いただくのは容易ではありません。
名古屋市民のうち2.2%というごく一部の方しか参加していない「EXPOエコ
マネー」をもっと多くの方々に参加していだくようPR活動の強化が期待され
ます。EXPOエコマネー活動の中でも相当数の方が参加していた「交通エコポン」
が1月15日にシステム変更されて20日間がたちました。このところ地下鉄
駅でエコポンリーダーにタッチする方の姿を全く見かけません。EXPOエコマネ
ーセンターの公式サイトによると、ひとりで複数枚の愛・地球博入場券を読み
取らせる行為が見られるとのこと。しかも悪質なものだけで、15グループ・
135IDというからおどろきです。ごく一部の不心得な方のせいで、おせじ
にも軌道に乗っていたとは思われない「交通エコポン」がますます有名無実に
なっていくのはとても残念なこと。2005愛・地球博(愛知万博)で生まれたEXPO
エコマネーを、交通エコポンの再生でもっと大きく育てたいものです。
名古屋市政アンケートは平成20年11月〜12月に実施し、対象2千人に対して、
1062人から回答を得ました(回収率53.1%)。
EXPOエコマネーセンター 名古屋市中区金山1-17-1 アスナル金山1階
リサイクル推進センター 名古屋市中区大須4-11-15先 地下鉄上前津地下街
エコパルなごや 名古屋市中区栄1-23-13 伏見ライフプラザ13F
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