11月8日(土)に、名古屋で「モリゾー&キッコロミュージカルwithフルービ
ー」の凱旋公演がおこなわれました。ミュージカルは、スペイン・サラゴサ博
ジャパンウィークのメインイベントとして7月22日(火)〜24日(木)の3日間に
わたって7回公演され、皇太子殿下も観覧されたものの日本語バージョン。ス
ペインでの公演が話題になり、多くの万博ファンを中心に日本での公演が期待
されていたものです。
このイベントで、フルーピー役には、2005愛・地球博(愛知万博)においてグロ
ーバルループ等で入場者を楽しませてくれたソルバンバンのメンバー「桜子さ
ん」が演技したのです。とっても軽やかな動きのフルーピーを見事に演技。桜
子さんは、万博閉幕後は全国各地で大道芸の軽快なワザを披露されており、日
頃のフットワークがこの公演でも十分に生かされていたように感じました。ま
さにぴったりのフルーピー役だったと思います。残念だったのは、ソルバンバ
ン時代から大道芸を通じて美少女をウリにした彼女の素顔が全く見られなかっ
たこと。素顔でのワザを見たい方は今月15日から開催の「大分大道芸フェス
ティバル」がチャンス。大分まではムリという方、名古屋登場の日程はわかっ
ていませんが、そのうちきっとご披露があるはずですのでそれまでお待ちいた
だくことになります。ところで、スペイン・サラゴサ博といえば、「水」がテ
ーマでした。ミュージカル中に、フルーピーによって紙ふぶきが舞うシーンが
ありましたが、これは水にみたてたもの。桜子さんの大道芸のクライマックス
では桜(紙)吹雪が舞いますので、紙ふぶきは実に手馴れていらっしゃいます。
2年前の閉幕1周年事業で好評を博した「モリコロミュージカル」とはずいぶ
ん趣が異なり、2年前のミュージカル復活公演というより、やはりサラゴサ博
「モリコロミュージカル」の名古屋凱旋公演がぴったりの感じがします。万博
を契機に、ますます輝きを増している方々の活躍を、今後も拝見する機会を期
待したいと思います。
主催:財団法人地球産業文化研究所(GISPRI)
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