平成19年度中に会員数が2,128人から1,716人となり412人減少し
たと、6月21日(土)に開催された愛・地球博ボランティアセンター第2回通
常総会で報告されました。412人という約20%にあたる大幅な会員数減少
に、総会に参加された方々は衝撃をうけるとともに危機感を新たにることにな
ります。こうした実態も踏まえて、実務をおこなう事務局常勤職員は4名から
2名になったのも日頃ボランティア活動を実践しておられる方には不安をいだ
かせているのではないでしょうか。
名誉顧問としてあいさつにたった中村利雄元博覧会協会事務総長は、2005年8
月に愛・地球博ロータリー館で開催された「EXPO2005 Volunteers Day」を
ひきあいに出し、愛・地球博でスタートしたボランティア活動にこれからも大
いに期待しているとしました。愛・地球博ボランティアセンターを取り巻く厳
しい現状に対しては、榎田勝利理事長が組織の改善も含めて今後カイゼンを進
めていくことを決意表明しています。上海万博やCOP10など、今後愛・地
球博ボランティアセンターが取り組む課題は山積。衰退をたどる現状から活性
化に転じるために、理事・会員が一体となって事業をすすめることが期待され
ます。それにしても、モリコロパークでのイベント「モリコロパークお誕生会」
に、愛・地球博ボランティアセンターがかかわってないのは残念なことですね。
なお、総会ではベルギー人女性映画監督フランソワーズ・レヴィさんが見た愛
・地球博、長久手町とベルギーの交流、長久手町の人々を記録した映画が上映
されています。タイトル「Twice Upon a Time」のとおり開幕中のなつかしい
万博の様子や長久手の様々な光景・交流が見られました。
愛・地球博(愛知万博)で育てた交流の芽を、モリコロパークやエコマネーセン
ターとともに愛・地球博ボランティアセンターの活躍で、今後の万博理念継承
を一層強化したいものです。
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