6月16日(月)に、東山植物園が「生物多様性のための自然博物館連合」に加
入しました。東山植物園では、2010年「COP10」名古屋開催を契機に、ア
ジア地域において、生物多様性のための指導的役割を果たし、種の保存に貢献
することをめざしており、この加入はその第一歩となります。また、加入によ
って種の保全・環境教育・調査研究についての、詳細かつ広範な情報の入手が
でき、経験や技術の交換がより迅速かつ正確にできるようになるとしています。
同植物園では約7千種もの植物を展示しているほか、温室や世界遺産にもなっ
た岐阜県の白川郷から移築した合掌造りの家などがあり、多様な生物の宝庫。
「生物多様性」って何?と思われたら、これを機会に東山植物園で多様な植物
を自らの目で見てみるのも、言葉のイメージをつかむチャンスでしょう。あわ
せて、隣の東山動物園で、多様な動物をこの目で改めて見てみたいものです。
【生物多様性のための自然博物館連合の加入組織】
・フランス国立自然史博物館/フランス
・スミソニアン国立自然史博物館/アメリカ
・キュー王立植物園/イギリス
・ベルギー王立自然科学研究所/ベルギー
・ドイツ連邦自然保全庁/ドイツ
・サウジアラビア野生動物保全開発国家委員会/サウジアラビア
・メキシコ生物多様性の知識と利用のための国家委員会/メキシコ
・モントリオール自然博物館/カナダ
・東山植物園/日本
・生物多様性条約事務局/カナダ
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