2010年に名古屋で開催される「COP10(生物多様性条約第10回締約国会議)」
キックオフシンポジウウムが、名古屋市東区の愛知芸術文化センターで開催さ
れました。主催は、環境省。
記念式典では、アハメド・ジョグラフ生物多様性条約事務局長が失われつつあ
る生物多様性復活に向けてこの会議を成功させたいなどとあいさつ。神田真秋
愛知県知事や松原武久名古屋市長は、2005年愛・地球博(愛知万博)の理念継承
としてこの会議を位置づけ成功に向け力強いアピールをおこないました。
式典に続いておこなわれたパネルディスカッションには5名のパネリストが出
席。「地球温暖化」と比べて一般の認知度の低い「生物多様性」をわかりやす
く紹介しようと議論がおこなわれました。タレントの大桃美代子さんが一般人
としての思い、新湊漁協組合長矢野恒信さんが富山湾の漁業を通したナマの経
験から循環型社会持続を訴え、会場からも賛同されていました。
シンポジウム終了後にアハメド・ジョグラフ生物多様性条約事務局長が記者会
見をおこない、まずこのシンポジウムに子供達をはじめ幅広い各層から多くの
出席を得たことはキックオフとしては大成功とし、各個人がグローバルな視点
を持ちつつ、それぞれのライフスタイルを少しづつ変えれば生物多様性保全は
必ず成功しますなどと話しました。
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