名古屋弁講座
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名古屋市が初の名古屋弁イベントを開催


名古屋市が名古屋弁復権をかけて、「名古屋ことば(名古屋弁)」をテーマにし
たなごやかトークを名古屋市千種文化小劇場で、1月20日(水)に開催しまし
た。会場には200人の市民と、コーディネーターとして安田文吉氏(南山大
学人文学部教授)、パネリストとして池上あきこ氏(フリーアナウンサー)、海
野十衣氏(グループはてな代表)、墨谷渉氏(作家)、さらに特別パネリストとし
て河村たかし名古屋市長が参加し、2時間にわたってトークがおこなわれたの
です。

冒頭、安田文吉氏が名古屋市の名古屋弁アンケートについてふれ、名古屋弁を
使わないとする回答が多いのは納得できない。名古屋のほとんどの方がアクセ
ントも含めれば日常的に頻繁に名古屋弁を使っているのです、と解説。パネリ
ストからは、自らの名古屋弁復権に向けての活動が披露されたあと、今後の名
古屋弁普及に向けてのアイデアが出されました。会場の市民から5名が発言、
名古屋弁の演劇を開催したらどうかといったアイデアや、河村市長に対して名
古屋弁副読書を作ったらどうかといった要望も。トークが一段落したところで、
名古屋弁をテーマにした歌で活躍する大はしたつ屋さんが名古屋弁ライブを開
催してイベントを盛り上げていただきました。
最後に、河村たかし名古屋市長は、スケートの浅田真央さんに名古屋弁を披露
してもらうかというアイデアや、教員に名古屋弁が使える方を採用することに
したらどうかといった、今後の取り組みについてのポイントの話がありました。

イベントに参加した市民には、資料のほか「名古屋弁をまっとつかおみゃあー
か」と題した、名古屋弁満載の手ぬぐいが配られました。この手ぬぐいを常に
手元においておけば、名古屋弁復権はもう目の前ですね。

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